投資用物件への融資に不正があったとして複数の借り主から民事調停を申し立てられているスルガ銀行は5日、調停でスルガの不法行為が認められなかった場合でも、借り主に金利の引き下げといった対応をする用意があると発表した。救済措置を示すことで、円満な解決を目指す。
スルガは借り主ごとに個別相談で対応すると説明。物件を売却しない場合でも返済の減免や、支払い督促の申し立ての取り下げにも応じるとした。調停を申し立てていない人にも同様の対応を取る。
スルガは相談が増加した場合に備えて、対応チームを発足させた。個別の対応策では、家賃収入より融資の返済額が多く収支が赤字の場合は金利の引き下げも検討する。
























