東京・国立競技場を主会場に、連日熱戦が繰り広げられている陸上の世界選手権東京大会。国内外約140人の選手たちの足元を支えるのが、アシックス(神戸市中央区)だ。トップアスリート向けシューズの開発チーム「Cプロジェクト」を率いる同社スポーツ工学研究所長の竹村周平さん(47)は「今年一番注目される大会で最大のパフォーマンスを」とサポートに余念がない。(山本哲志)
男子100メートルの桐生祥秀選手(日本生命)、女子マラソンの小林香菜選手(大塚製薬)、女子走り幅跳びの秦澄美鈴選手(住友電工、武庫川女大出身)…。距離や種目を超え、同社の最先端技術を込めたシューズが海外トップ選手を含めて提供されている。
5年ほど前と比べ、景色は一変した。