名物の「提灯練り」で知られる魚吹八幡神社(姫路市網干区宮内)の秋季例祭が21日、宵宮を迎えた。長い青竹の先に付けた提灯を氏子がぶつけ合い、境内は熱気に包まれた。
提灯練りは神社からお旅所へ向かうみこしを提灯で照らしたのが由来とされ、現在7地区が継承する。
午後7時ごろ、締め込み姿の男衆は提灯を掲げて集まり、地面を青竹で突き鳴らした。さらに「エーノンジャー」のかけ声とともに頭上で竹を打ち合い、乾いた音を響かせた。
本宮の22日は18地区の屋台が宮入り。屋台を宙に投げる技「チョーサ」が披露される。(船田翔太)