地方選挙
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 21日に告示された兵庫県佐用町長選は同日午後、立候補の届け出が締め切られ、いずれも無所属新人で、元同町副町長の江見秀樹氏(55)、NPO法人代表の新庄文明氏(77)、元同町議の大村隼氏(42)の3人の争いが確定した。投開票は26日。

 現佐用町で5期20年町長を務めた庵逧典章氏が、今期限りでの引退を表明。前回、前々回は無投票だったため、12年ぶりの選挙戦となる。

 子育てや移住・定住の支援など過疎化対策が主な争点。町面積の8割を占め、町有化が進む山林の活用など、地域経済の活性化策も問われそうだ。

 江見氏は「急速な人口減少を食い止める。住民と共同でまちづくりを進めたい」と強調。新庄氏は「芸術と健康、福祉の拠点をつくり、町民の健康と文化を守る」と声を張った。大村氏は「人口と仕事を増やし、獣害を止める」と訴えた。(成 将希)

【リンク】佐用町長選の立候補者