震災の体験を語る長谷川博也さん(右)。初めて長男の元気さんと共に登壇した=神戸市長田区二葉町5(撮影・吉田敦史)
震災の体験を語る長谷川博也さん(右)。初めて長男の元気さんと共に登壇した=神戸市長田区二葉町5(撮影・吉田敦史)

 「震災30年の節目が終わると、伝える機会が減っていく。風化させないために話してほしい」-。「語り部KOBE1995」の代表を務める小学校教諭、長谷川元気さん(39)=神戸市垂水区=がそう声をかけたのは父の博也さん(74)=同市東灘区=だった。2人が並んであの日のことを伝えたのは初めて。親子でも知らない話があった。(上田勇紀)