国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」による手術が神戸大病院(神戸市中央区)で初めて実施されてから5年余り。現在、国内外で計100台が稼働し、症例は2月末時点で1万6千件を超えた。一般的な手術の一つとなりつつある中、遠隔地での運用を支援する仕組みの構築など医療の地域格差解消に向けた取り組みも進む。(千葉翔大)
■国内外で100台稼働
ヒノトリは川崎重工業(同市中央区)とシスメックス(同)が出資する「メディカロイド」が開発。2020年12月に神戸大病院で前立腺の全摘出手術に成功して以来、泌尿器科や消化器外科、呼吸器外科などで症例を重ねており、24年には初めて15歳未満の腫瘍摘出にも成功した。
執刀医の一人で、神戸大大学院医学研究科腎泌尿器科学分野の三宅秀明教授は「日常的な手術として根付いてきた」と語る。同大病院で実施した計566件(2月1日時点)の手術のうち、約半数を泌尿器科が担当したという。
























