兵庫県立北播磨総合医療センター(小野市市場町)が、放射線技師や薬剤師ら103人の時間外手当約1540万円を支払っていなかったとして、加古川労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが、27日までの同センターへの取材で分かった。勧告は2月13日付。同センターは取材に「勧告に応じて既に支払った」とした。
同センターによると、時間外手当が未払いとなっていたのは、同センター診療支援部に所属する臨床検査技師や放射線技師、臨床工学技士ら計103人。未払いと指摘を受けた期間は昨年7月~今年2月という。
労働基準法によると、職員に宿直をさせる場合、労基署長の「宿日直許可」を取る必要があるが、同センターは取っておらず、労基署から夜間はすべて時間外労働に当たると指摘を受けたという。
同センターによると、宿直は午後5時15分から翌日の午前8時半まで。同センターの関係者によると、これまでは1日当たり9千円の宿直手当に加え、救急対応などで実際に働いた時間を各職員が申請し、相当する割増賃金が支給されていたという。
同センターは、対象職員の宿直をすべて時間外労働として計算し直し、不足分を3月分の給与で支払ったとしている。宿直時間いっぱいの実働時間を申請していた職員に未払いはなく、本来であれば手当の9千円を返還する必要があるが、今回は返還を求めないという。(小西隆久)























