初夏の陽光を浴び、茶畑が鮮やかな萌黄色に輝く。兵庫県内有数の茶どころ、丹波篠山市の味間地区で「丹波茶」の新茶の摘み取りが始まった。
丹波茶は平安時代には朝廷へ献上されたと伝わり、長い歴史と伝統を誇る。
同市味間奥で約2ヘクタールを栽培する「諏訪園」では、9日から摘み取りを開始。今年は3、4月の低温で芽がゆっくりと育ち、春雨で栄養をたっぷり蓄えた。
酒井一行社長は「土づくりなどの努力に加え、今年は環境が大いに味方してくれた。例年以上に良い出来」と手応えを語る。
新芽は味や香りの変化が早く、鮮度が命。収穫は時間との勝負で、2週間ほどで刈り取るという。蒸しや揉みなどの工程を経て25日ごろから店頭に並ぶ。
酒井社長は「低温でじっくり入れ、フレッシュさと豊かな味や香りを楽しんでほしい」と話す。諏訪園本店TEL079・594・0855(秋山亮太)























