インターネットラジオメディア「ポッドキャスト」が国内で急速的な盛り上がりを見せている。コンテンツの多彩さに加え、広告主やコンプライアンス(法令順守)を重視する地上波の番組とは異なり、自由で人間味あふれる内容が視聴者を引きつけ、ファンとの交流イベントもさかんに行われている。人気番組を手がけるラジオ関西のプロデューサー神吉将也(かんきまさや)さんに現状を聞いた。(津田和納)
今年2月、神戸新聞松方ホール(神戸市中央区)の舞台上には収録スタジオを模したセットが組まれ、お笑いコンビ「ダブルヒガシ」が恋愛話や下ネタを繰り広げた。ポッドキャスト「はちくちダブルヒガシ」のファンイベントにはコンビの父親たちも登場。「ここだけの話」が繰り広げられ、オリジナルソングの歌唱で会場は熱を帯びた。内容はリスナーにしか伝わらない「内輪のノリ」だが、番組を手がける神吉さんは「リスナーだけが理解できる共通言語が飛び交うような空気感が魅力になっている」と話す。
約700席の会場は20~30代の女性を中心に満席。関連グッズの販売コーナーには長い列もできた。放送開始時からのファンという鈴木茉奈美さん=大阪府豊中市=は「主婦にとっては、家事をしながら好きな時に聞けるのが魅力」とにっこり。番組の公式ユーチューブで切り抜き動画も見ると言い、「まず音声を聞いて、後で映像で表情を見るのも楽しみ」と話す。
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