神戸新聞NEXT
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 阪神バス(尼崎市)が運行する路線バスで、車椅子の利用者が車内にスペースがあるにもかかわらず乗車を断られる事案があったことが29日、分かった。同社によると、運転手が車内の状況をよく確認せず、混雑していると思い込んだのが原因。「対応は不適切だった」とし、再発防止を図るという。

 路線バスは、正当な事由なく運送の引き受けを断ってはならないと道路運送法で定められている。

 バスは西宮神戸線の便で、5月19日午後4時半ごろ、東灘区役所前バス停(神戸市東灘区)に予定より約7分遅れて到着した。車椅子を利用している脳性まひの女性が順番待ちをしていたが、混雑を理由に運転手から乗車を「難しい」と断られた。同社の説明では、当時車内前方が混んでおり、運転手は後方も混んでいると勘違いしたという。

 実際には、他の乗客の協力で、車椅子が乗り込める空間が確保されていた。同社も後に確認した車内の映像から「乗車できる状況だった」と判断。再発防止のため「本件を全乗務員に周知し、車椅子のお客さまの対応について慎重な判断の下で行うよう指導していく」としている。(那谷享平)