神戸新聞NEXT
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 兵庫県立播磨農業高校(加西市)で2018年、2年の生徒が学生寮から飛び降り、下半身が不自由になる大けがを負っていたことが26日、分かった。生徒側はいじめを受け、それに対し学校が適切に対応しなかったとして県に損害賠償を求め、神戸地裁に提訴。県が解決金350万円を支払い和解が成立する見込み。

 県は、6月2日開会の県議会定例会に関連議案を提出する。今月26日、議会運営委員会で示した議案の説明資料によると、事案は18年7月2日午前0時過ぎに発生。当時2年生の生徒が校内にある学生寮4階の自室から飛び降りた。生徒は腰椎破裂骨折などの大けがで下半身不随となった。

 生徒側は、23年に起こした訴訟で1億2875万円の賠償を求めていた。県教育委員会生徒指導課によると、神戸地裁から和解案が示され、双方応じる意向だという。

 同課は取材に「この事案に関しては(いじめ防止対策推進法の定める)重大事態であるかどうかも含めて公表していない」としている。

 また県は、別の県立高校であった進路指導のミスを巡る議案も出す予定。25年度の大学入試で、教諭が出願要件を誤って説明したため必要な評定平均に満たない生徒が受験して不合格になったケースがあり、県が44万円を支払い、和解する方針だという。(那谷享平)