沖縄国際大学(沖縄県宜野湾市)大学院生の永田美桜さん(27)が、太平洋戦争末期に沖縄県知事を務めた島田叡の研究に取り組んでいる。住民保護に奔走した印象の強い島田だが、戦後復興に思いをはせた一面も研究で浮き彫りに。島田の母校・兵庫高校(神戸市長田区)にも足を運んで取材し、「ゆかりの地で語り継がれてきた貴重な言葉を集め、背景を掘り起こしたい」と意欲を見せる。23日で沖縄戦の終結から81年。今年も「慰霊の日」が巡ってくる。(津谷治英)
2月、神戸市内で島田の活動を切り口に平和の在り方を議論するシンポジウムが開かれた。兵庫や沖縄の若者らが参加し、永田さんも持論を発表した。
島田が沖縄県職員や県民に「生きろ」と伝えたことはよく知られるが、永田さんは「敗色が濃厚となる中、島田さんは戦後を心配していた」とし、避難する部下に「生き残って沖縄を復興しろ」との言葉も残したことを紹介した。
























