松本剛明氏
松本剛明氏

 外相や総務相を歴任し、衆院議員を通算9期務めた松本剛明(まつもと・たけあき)さんが27日午後3時45分、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のため、東京都の病院で死去した。67歳。東京都出身。通夜は8月6日午後6時から、葬儀・告別式は7日午前11時半から、いずれも東京都港区芝公園4、大本山増上寺光摂殿で。喪主は妻孝子(たかこ)さん。後日、地元の姫路市内で、お別れの会を開く予定。

 東京大法学部を卒業後、旧日本興業銀行勤務を経て、旧防衛庁長官だった父十郎氏の秘書官を務めた。地盤を受け継ぎ、2000年の衆院選で兵庫11区から旧民主党公認で出馬し、初当選した。同党政調会長や衆院議院運営委員長を歴任し、菅直人内閣では外相を務めた。15年に離党、17年に自民党に入党した。

 麻生派に所属し、総務相を2度務めた。岸田文雄内閣の22年11月、「政治とカネ」問題で辞任した寺田稔氏の後任として起用され、翌年12月にも自民党派閥の裏金問題が浮上した鈴木淳司氏と交代。安定感を買われての起用だった。

 安全保障や財政に明るい政策通として知られ、総務相時代にはマイナンバーカードの普及などに尽力した。25年ごろから体調を崩し、車いすに乗って本会議に姿を見せたこともあった。26年2月の衆院選の立候補を断念し、26年10カ月在職した政界から退いた。