JR芦屋駅南地区の再開発の完成イメージ(芦屋市提供)
JR芦屋駅南地区の再開発の完成イメージ(芦屋市提供)

 芦屋市のJR芦屋駅南地区の再開発事業が9月、着工する。戦災復興の一環で1946年に都市計画決定されたが、長らく手つかずのままだった。阪神・淡路大震災の復興事業にも掲げられたが、市の財政難で頓挫。2018年の事業認可後も、市議会の反対や高島崚輔市長の計画見直しなど曲折があった。高級住宅街として知られる芦屋の一等地の整備が、80年の時を経て動き出す。(土井秀人)

 区域は1・1ヘクタールで、総事業費は約277億円。市が道路やロータリーを整備し、再開発ビルの建設は東急不動産(東京)が担う。地上11階、地下2階で、1~3階は商業施設と公益施設、4階以上が51戸のマンションとなる。32年度に完了を予定する。

 同地区の整備は戦後長く放置されてきたが、阪神・淡路後に復興事業として進められた。しかし市は01年、事業着手直前に財政難で延期を決定。財政再建を優先して11年に検討を再開し、18年に県の認可を受けた。