「チャットGPT」のアプリのアイコン(共同)
「チャットGPT」のアプリのアイコン(共同)

 【ニューヨーク共同】米オープンAIは25日、親ロシア勢力が世論操作のために同社の対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を不正利用したとして、複数のアカウントを停止したと発表した。ロシアを称賛し、ウクライナや欧州連合(EU)を中傷する情報を発信していた。

 米グーグルも親ロシア勢力が情報操作を目的とし、計画立案や調査、コンテンツの制作などにAIを悪用することが増えているという報告書を公表しており、「情報戦争」にAIが使われている実態が改めて浮き彫りになった。

 オープンAIが指摘した勢力は「インターナショナル・バーク・インスティテュート」と称し、イスラエルを拠点としていた。X(旧ツイッター)やフェイスブックなどの交流サイト(SNS)で宣伝する投稿をAIで生成していた。

 投稿の大半は英語で、ロシア人と分かるような言語上の手がかりを隠すようにAIに指示していたという。オープンAIはロシアからのアクセスを認めていないため、VPN(仮想専用線)で接続元を隠していた。