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馬淵崇英コーチと拳を合わせる玉井陸斗(左)=3日午後、東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
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馬淵崇英コーチと拳を合わせる玉井陸斗(左)=3日午後、東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
男子高飛び込み予選で馬淵崇英コーチ(右)に祝福される玉井陸斗=東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
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男子高飛び込み予選で馬淵崇英コーチ(右)に祝福される玉井陸斗=東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
男子高飛び込み準決勝 玉井陸斗の演技=東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
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男子高飛び込み準決勝 玉井陸斗の演技=東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
男子高飛び込み予選 玉井陸斗の演技=東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
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男子高飛び込み予選 玉井陸斗の演技=東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)

 東京で3日にあった飛び込みのワールドカップ(W杯)で、玉井陸斗(JSS宝塚)が14歳の若さで五輪切符を射止めた。宝塚市立高司中の3年生は、大人顔負けの技術と精神力を併せ持ち、「飛び込みに必要な条件がそろっている」と評される逸材だ。自国開催のひのき舞台に向け「世界のトップ選手とライバルとして戦いたい」と意気込んだ。

 同市立高司小1年の頃、競泳を習っていたJSS宝塚で飛び込みの体験教室に参加したのが始まりだった。競技に親しむ少年を見て、本場中国出身の馬淵崇英コーチ(57)は驚いた。

 「この子は次元が違う。オリンピックに行くだけでなく、メダルを取る選手になる」。台を踏み切るジャンプは力強く、体はボールのように小さく丸まると高速で宙を回った。卓越した空中感覚の持ち主だった。

 小学5年の時、高さ10メートルの台から演技する高飛び込みに挑戦。台に立つと恐怖で力が抜ける子もいる中、玉井は堂々としていた。程なく、後ろ宙返りを重ねるなど難しい技もこなすようになった。共に練習する東京五輪代表の寺内健(40)=ミキハウス、宝塚市出身=は「競技を始めたばかりでこんなことができるのか、というクオリティーの高さだった」と振り返る。

 「天才」が表舞台に出てきたのは、中学入学直後の2019年4月だった。シニアの日本室内選手権男子高飛び込みで高難度の技を連発し、国内主要大会では史上最年少となる12歳で初優勝。東京五輪の有力候補に急浮上した。

 馬淵コーチが「トップ選手に並ぶ精神力がある」と認める玉井も、新型コロナウイルスの感染拡大には思い悩んだ。五輪や代表選考会が延期される中、日に日に増える感染者数のニュースを目にし「あまり練習に集中できないこともあった」と漏らす。ただ、そのたびに「五輪がある場合を考え、集中する」と自らを奮い立たせ、過酷な練習に身を委ねてきた。

 周囲の期待を一身に集め、挑む五輪。中学生ダイバーは「自分の満足いくような演技をする」と決意を新たにした。(藤村有希子)

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