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会見後、三木谷浩史会長(左)に誕生日を祝福され、笑顔を見せる神戸のイニエスタ=11日午後、東京都内(ⓒVISSEL KOBE)
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会見後、三木谷浩史会長(左)に誕生日を祝福され、笑顔を見せる神戸のイニエスタ=11日午後、東京都内(ⓒVISSEL KOBE)

 イニエスタの神戸愛は、本物だ。「私にとって特別な日。3年前と同じ熱い気持ちで、挑戦を続けていきたい」。37歳の誕生日に設けられた会見の場で2年延長の契約書にサインし、今後も神戸とともに歩むことを自ら宣言した。

 スペイン1部の名門バルセロナから加わって3年近くがたった。独創的なアイデアと針に糸を通す精緻さを備えたパス、足に吸い付くようなドリブル、屈強なDFにもボールを取られないキープ力。「魔術師」とも称される技は、キャリア終盤を迎えても健在だった。

 リーグでは苦しい時期も過ごしたが、かつてワールドカップで優勝に導くゴールを決めたように、一発勝負でのプレーぶりはより際立った。天皇杯全日本選手権でクラブ初タイトルをもたらし、初挑戦のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で4強進出の原動力となった。

 アジアの戦いのさなか、全治約4カ月というキャリア最大のけがを負った。スペインで手術を受けたイニエスタは、すぐに神戸に戻った。リハビリの場所には、摩耶山や布引ダムなど市民になじみ深い地も選び、約3600万人のフォロワー数を誇る写真共有アプリ「インスタグラム」などで世界中に発信した。

 そんな姿から、昨秋に実現した単独インタビューでの言葉を思い起こした。「生ハムをもっと食べたいとか、スペインの家族になかなか会えないこと以外に不足は本当にない。もう一つのホームを見つけられた」

 「選手としてのキャリアをここで最後まで続けたい」と“生涯神戸”を誓ったように、2年後の先も見据えた契約とみられる。「アジアナンバーワンクラブ」への挑戦は道半ばだが、神戸には引き続きイニエスタという象徴がいる。この日、誕生日プレゼントをもらったのは、神戸の方かもしれない。(山本哲志)

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