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神戸のイニエスタ(資料写真)
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神戸のイニエスタ(資料写真)

 サッカーJリーグのYBCルヴァン・カップは13日、プレーオフ第2戦が行われた。ヴィッセル神戸はアウェーの浦和駒場スタジアム(さいたま市)で浦和レッズと対戦し、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)が1-2の後半33分に右足FKを直接決め、今季初ゴールを挙げた。浦和のGK西川周作が一歩も動けない、鮮やかな一撃だった。先月11日、2023年まで神戸との契約を更新した際には「引退を決めるのは自分でありたい。けがに引退させられたくなかった」と吐露。右脚の大けがから5カ月のブランクを経て戦列に戻った世界的司令塔が、復活ののろしを上げた。

 イニエスタの得点は、昨年12月7日に行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)東地区決勝トーナメント1回戦の上海上港(中国)戦以来、6カ月ぶり。この試合で長期離脱につながるけがを負っていた。

 「5月はトップレベルで戦える状態にもっていく時間」。イニエスタは今年5月1日の広島戦で復帰し、公式戦5試合連続でベンチスタートだったが、22日のアウェー浦和レッズ戦で今季初先発。5月最後の試合となったサガン鳥栖戦で2度目の先発を果たし、6月最初の公式戦となったプレーオフ第1戦で3度目のスターティングメンバー入りと段階を踏んできた。

 この日の試合は1点を追う展開で、1-2のまま残り15分を過ぎた。ホームの第1戦を1-2で落とし、2得点以上での勝利は絶対条件。イニエスタの加入後初となる直接FKで2-2に追い付いた神戸は、がぜん勢いづいた。しかし、勝ち越しゴールは奪えず、1分け1敗で準々決勝進出を逃した。

 イニエスタは2018年、神戸がアジアナンバーワンのクラブになるための「プロジェクト」に共感し、年俸約30億円(推定)でスペイン1部の名門バルセロナから加入した。2年の契約更新が発表された5月11日の記者会見では、「自分の選手としてのキャリアをここで続けていきたい。選手としてだけでなく、このクラブと関わり続けていきたい」と“生涯神戸”を宣言。同席した三木谷浩史会長は「コロナ禍で厳しい状況の中、経済面(年俸)でもかなり歩み寄ってもらった」と、大幅減俸を示唆していた。

 会見があった11日に37歳の誕生日を迎え、翌12日の練習では顔を生クリームまみれにされるなど、同僚から手荒い祝福を受けた。「重要なのは神戸が高いレベルで戦い続けられること。数年ではなく、長い間に渡って確立していくために一役買いたい」。ヴィッセル神戸というクラブへの信頼はもちろん、自らが監修するサッカー・アカデミー「イニエスタ メソドロジー」を開き、自身が手掛けるスニーカーブランド「ミカクス」の旗艦店を神戸・三宮に出すなど地域に根を下ろす「背番号8」。神戸に不可欠な存在であることを、あらためて示す活躍となった。

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