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男子100メートルで初優勝し、右手を掲げて東京五輪代表入りを喜ぶ多田修平=25日夜、大阪市のヤンマースタジアム長居(撮影・中西幸大)
男子100メートルで初優勝し、右手を掲げて東京五輪代表入りを喜ぶ多田修平=25日夜、大阪市のヤンマースタジアム長居(撮影・中西幸大)

 緊張感漂う男子100メートル決勝で、多田は集中力を研ぎ澄ませた。東京五輪参加標準記録を突破している5人をはじめ精鋭が集った大一番で、得意のロケットスタートで先頭に立つと、前だけを見て駆け抜けた。ようやく手にした日本一の称号。フィニッシュ後は「日本選手権で5位が続くなど苦しい思いをして、やっと自分の納得いく結果を出せて感極まった」と涙を光らせた。

 持ち味のスタートを取り戻したことが、五輪への道につながった。2017年に追い風参考ながら国内レース日本人初となる電気計時での9秒台をマークし、注目を浴びるようになったが、その後スランプに陥った。海外選手の動きをまねしてみたこともあったが「自分の感覚が大事」と原点に返り、多くの人が上に出るスタートで「浮いている瞬間がもったいない」と1歩目から前へ出る形を追求。天性の瞬発力が生かされ、はじくように飛び出すスタイルを確立した。

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