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先頭でレースを引っ張る田中希実(手前)=2日午前、国立競技場(撮影・高部洋祐)
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先頭でレースを引っ張る田中希実(手前)=2日午前、国立競技場(撮影・高部洋祐)
ゴールする田中希実=2日午前、国立競技場(撮影・高部洋祐)
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ゴールする田中希実=2日午前、国立競技場(撮影・高部洋祐)

 女子1500メートル予選の号砲直後、田中はトップに立っていた。「私はいいペースメーカーにされている。でも逆にラッキー。自分のペースでいける」

 1周目65秒、2周目も65秒。日本人として史上初めてこの種目に出場した21歳が、真っ先にリズムを刻んだ。

 残り1周、田中は3番手。153センチの体で歩幅を広げる。4着でフィニッシュ。難なく予選を突破し、電光掲示板には4分2秒33。自身の日本記録を1秒75も更新した。

 「のんちゃん(田中)は小さな巨人ですね」。同じ小野市出身で、前日本記録保持者の小林祐梨子さんは、五輪番組出演のため会場でレースを見届けた。

 国内では誰にも負けられない存在になった後輩の心境を察した。「ここはようやく、彼女がわくわくして走れる舞台」

 大会前、田中は敬愛する先輩からエールをもらっていた。「小突き合いも含めて楽しんで」。コロナ禍で、海外勢と競り合う試合をあまり経験できなかったが、気を強く保つことができた。

 5000メートルでは0秒38及ばず決勝進出を逃したが、心は切り替わっている。「中学の時のように気迫をまとうような、やる気の塊のようなレースをしたい」。最も好きな陸上の格闘技、1500メートルの準決勝に全力を傾ける。(藤村有希子)

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