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男子板飛び込み決勝 寺内健の1回目の演技(撮影・高部洋祐)
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男子板飛び込み決勝 寺内健の1回目の演技(撮影・高部洋祐)
男子板飛び込み決勝 寺内健の3回目の演技(撮影・高部洋祐)
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男子板飛び込み決勝 寺内健の3回目の演技(撮影・高部洋祐)
男子板飛び込み決勝 最終演技を終え、観客席に向かって手を上げる寺内健(撮影・高部洋祐)
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男子板飛び込み決勝 最終演技を終え、観客席に向かって手を上げる寺内健(撮影・高部洋祐)

 1980年代初めのJSS宝塚。「赤ちゃんらしくない、立派な顔してるわねぇ」。ベビースイミングに連れられてきた寺内の顔を見て、飛び込みコーチの馬淵かの子さんは笑った。

 40年後。寺内は「TOKYO」の男子板飛び込み決勝に立っていた。もう6度目の五輪。「メダルを見るまで死ねない、と馬淵先生に言われてるので」。64年東京大会に出た恩師にささげる舞台でもあった。

 3回目の前逆宙返り2回半1回半ひねりえび型(5353B)。「板が硬い」。なるべく先端を踏んで跳ねようとしたが、足の指がはみ出た。バランスを崩し、姿勢が整わぬまま水面を迎えた。

 表彰台を逃した。だがスタンドの関係者らは一斉に立ち上がり、第一人者に拍手を送り続けた。目を潤ませる寺内。馬淵崇英コーチが声を掛けた。「よくここまで来た。この拍手がすべてだ」

 宝塚市立西山小5年の時、飛び込み人生は始まった。15歳のアトランタ五輪を皮切りに、シドニーは高飛び込み5位。引退、復帰を経て数秒の芸術に身を投じ「挑戦する幸せを感じた」と語る。

 現役続行か、それとも…。「生半可な気持ちで続けるとは言えない」としつつ「もっと強くなりたいと思うのかも」。半年間食べるのを我慢したラーメンをすすって、考える。(藤村有希子)

【五輪特集ページ】東京五輪2020

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