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6月の日本選手権女子1500メートル決勝で2連覇を達成した田中希実=大阪市のヤンマースタジアム長居
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6月の日本選手権女子1500メートル決勝で2連覇を達成した田中希実=大阪市のヤンマースタジアム長居

 神戸新聞社内では「のぞみちゃん」と呼ばれている。

 東京五輪陸上女子代表の田中希実選手。4日夜に日本女子として初挑戦となった1500メートルの準決勝に登場する。

 兵庫県小野市立小野南中時代から全国レベルで活躍していたが、母親の千洋(ちひろ)さんも市民ランナーとして紙面に登場するため、「田中選手」では区別がつかない。母子でレースに出場する機会も多く、自然と「のぞみちゃん」が定着した。

 歴代の運動部記者だけでなく、映像写真部や地方支社総局で取材に携わった記者たちも「あの幼かった子がオリンピック選手に!」と感慨深い気持ちで応援する。ある小野支局長経験者は「のぞみちゃんって、あの千洋さんの娘さんだったのか!」と驚いていた。何を今さら…。

 私が初めて会ったのは2008年北京五輪の直後のこと。同県加古川市を拠点にしていた女子3000メートル障害代表の早狩実紀選手をねぎらう会に集った陸上仲間の中に千洋さんの姿もあり、元気に会場を走り回っていた小学生が、のぞみちゃんだった。

 西脇工高2年時に初挑戦した日本選手権。1500メートルで2位に入ると、取材エリアには高橋尚子さんや野口みずきさんらが続々と集まってきた。わが子の成長を見守る母親のように、みんなニコニコと温かい視線を送りながら質問攻めにする。同じ小野市出身で北京五輪代表の小林祐梨子さんとはプライベートでも親交が深い。彼女の周りには不思議とオリンピアンがあふれている。

 地元開催の五輪に2種目で出場した。5000メートル予選では初の14分台をマークし、1500メートル予選では自身の持つ日本記録を更新した。同志社大4年で9月には22歳になる。これからの日本女子中長距離界を引っ張っていく存在。そろそろ「のぞみちゃん」では失礼なのでは-と思っているが、やはりレースの号砲が鳴ると、「頑張れ、のぞみちゃん!」と声援を送ってしまうのだ。(大原篤也)

【五輪特集ページ】東京五輪2020

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