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女子470級 メダルレースで艇を操る吉田愛(左)、吉岡美帆組
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女子470級 メダルレースで艇を操る吉田愛(左)、吉岡美帆組

 富士山をかなたに望むホーム、江の島沖。女子470級でクルー吉岡は、かじ取り役のスキッパー吉田と最終戦に挑み、総合7位にとどまった。

 世界選手権で「金」「銀」の実績を誇るペアは、沈痛の面持ちだった。吉岡は「やっぱりオリンピックは厳しい世界だなと」。日本セーリング界初の五輪制覇を逃した。

 前日までの10レースを終えて7位。表彰台が厳しい中、大逆転を狙ったが出遅れた。風の強さや方向などについて「自分たちの読みが悪かった」と吉田。吉岡は「最後の最後まで諦めない」と注力したが、スピードに乗れず10艇中8着だった。

 当初は吉田頼みのペアだった。前回リオデジャネイロ五輪では、初出場の吉岡が海に落ちて5位。後悔を胸に、持久力を高める鍛錬と海外遠征で己を磨き、吉田に「素晴らしいアスリートになった」と称賛されるまでに成長した。父の邦夫さんはレース前、メールで背中を押した。「吉田さんへのお礼も込めて、精いっぱい順位を上げよう」

 30歳のセーラーは「やってきたことに後悔はない。次を目指すには、覚悟を持って活動しないと」と今後の身の振り方を考える。(藤村有希子)

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