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入団会見で記念撮影に応じる神戸の(左から)ボージャン、三木谷会長、武藤、大迫(ⓒVISSEL KOBE)
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入団会見で記念撮影に応じる神戸の(左から)ボージャン、三木谷会長、武藤、大迫(ⓒVISSEL KOBE)
大迫勇也
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大迫勇也
入団会見前日の鹿島戦で神戸デビューした武藤嘉紀=21日、ノエビアスタジアム神戸
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入団会見前日の鹿島戦で神戸デビューした武藤嘉紀=21日、ノエビアスタジアム神戸

 サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸は22日、夏の大型補強の目玉として獲得した日本代表FW大迫勇也(31)、元日本代表FW武藤嘉紀(29)、元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(30)の入団会見を開き、背番号10を背負う大迫は「ただ神戸でタイトルを取りたい。その思いだけ。全力で何かを成し遂げたい」と力強く口にした。

 ワールドカップ(W杯)に2度出場している大迫はドイツ2部ブレーメンからの完全移籍で、7年半ぶりの日本復帰。鹿児島城西高3年時、準々決勝で滝川第二高(神戸市西区)に快勝し、同校主将が称賛したせりふ「大迫、半端ないって」は、18年W杯ロシア大会での活躍を機に流行語となった。

 大迫は「いろいろ(移籍の)選択肢があった中で、FWとしてもう1回ゴールを取り続け、チームを勝たせたい思いが強かった」と加入の理由を語り、「神戸は2年前の天皇杯で初タイトルを取って、これからのチーム。僕がゴールを取ってチームが勝つ。タイトルを積み重ねていけたら」と抱負を語った。

 三木谷浩史会長は「きょうの3選手がヴィッセル神戸に参加してくれたことは我々、日本サッカー、Jリーグにとって大きなニュース」と誇り、「サッカーが人々、社会に勇気を与えるものになればいい。Jリーグがプレミアリーグ、ラリーガに並べる可能性があると強く信じている。欧州で主戦力として活躍する選手が日本に帰ってきてほしいと思っていた」と語った。

 ドイツ、イングランド、スペインでプレーした武藤は、神戸からセルティック(スコットランド)に移籍したFW古橋亨梧(26)の背番号11を引き継いだ。前日21日のJ1リーグ鹿島戦で一足早く神戸デビューを果たし、決勝点をアシストして1-0の勝利に貢献したばかり。「昨日の試合は6年ぶりのJリーグでわくわくした。僕の役割はヴィッセルに勝利をもたらし、アジアナンバーワンチームにすること」と力強かった。

 背番号9のボージャンは、2007年にバルセロナの下部組織からトップ昇格し、17歳でプロデビュー。期待の新星として注目を集め、アンドレス・イニエスタ(37)とともにプレーした。11年に退団後はローマ(イタリア)やACミラン(同)、アヤックス(オランダ)など欧州クラブを渡り歩いた経験を持つ。

 ドイツのマインツ時代に武藤とチームメイトだったボージャンは「友人のイニエスタ、サンペール、武藤選手といった友人がいるのも魅力に感じた。100パーセントのモチベーションで臨みたい」とプレーを待ちわびていた。

 会見は午後4時から東京都内のホテルで開かれ、クラブの公式ユーチューブチャンネルで生配信された。三木谷会長とスーツ姿の武藤が登壇し、大迫とボージャンはオンラインで参加。新型コロナウイルスの影響で、メディアの入場もテレビクルーのみに限られた。

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