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陸上男子100メートル(車いすT52)決勝 17秒18で銀メダルを獲得した大矢勇気=3日午前、国立競技場(撮影・吉田敦史)
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陸上男子100メートル(車いすT52)決勝 17秒18で銀メダルを獲得した大矢勇気=3日午前、国立競技場(撮影・吉田敦史)
陸上男子100メートル(車いすT52)決勝 17秒18で銀メダルを獲得した大矢勇気=3日午前、国立競技場(撮影・吉田敦史)
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陸上男子100メートル(車いすT52)決勝 17秒18で銀メダルを獲得した大矢勇気=3日午前、国立競技場(撮影・吉田敦史)

 東京パラリンピック第11日の3日、国立競技場で陸上男子100メートル(車いすT52)の決勝があり、大矢勇気(ニッセイ・ニュークリエーション、西宮市出身)が17秒18で銀メダルを獲得した。39歳にして初めて挑んだ舞台で大健闘した。

 この日は競技開始前から雨が降り続いた。照明もたかれる中、大矢は第5レーンに入り、得意のスタートダッシュを決めたが、終盤に米国選手にかわされた。

 大矢は西宮市立平木中学校3年の冬に脳腫瘍が判明。定時制の西宮西高校(現西宮香風高校)1年の16歳でビル解体工事の屋上から転落し、車いす生活になった。

 23歳で陸上を本格的に始めたが、2012年ロンドン大会の出場を懸けた選考会当日の11年7月10日、練習を手伝っていた母洋子さんをがんで亡くした。

 「世界を目指せ」。母の遺言を受け、16年のリオデジャネイロ大会出場を目指したが、猛練習による重度の床ずれで1年以上の入院を余儀なくされた。

 逆風にさらされ続けたが、初の国際大会となった19年秋の世界選手権(ドバイ)で4位入賞。東京大会の出場内定をつかみ、新型コロナウイルス禍でも懸命に強化を続けた。

 競輪学校に通った経験を注ぎ込んだ兄忠洋さん。整体師兼コーチとして大矢の実力を伸ばした岩見一平さん。脳腫瘍の影響で車が運転できない大矢の移動を支援してきた公共交通機関の従業員ら…。

 「金メダルを取りたい、(強敵の)米国勢を倒したい。言葉では言い表せない感謝に熱いものがある」

 大会前に語っていた世界一を取り逃したが、多くの人に恩返しするレースを披露した。

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