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全国高校総体ボクシングのバンタム級で1年生優勝を果たした西宮香風の坂井優太=西宮市の同校
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全国高校総体ボクシングのバンタム級で1年生優勝を果たした西宮香風の坂井優太=西宮市の同校

 二人三脚の歩みが報われた。8月に福井市であった全国高校総体ボクシングのバンタム級を1年生で制した坂井優太(西宮香風)。新型コロナウイルス禍に見舞われても、社会人野球経験者の父とともにトレーニングに汗を流し「お父さんがいなければこの結果はなかった」と感謝する。(藤村有希子)

 2回戦から登場したサウスポーの坂井。5試合目で迎えた決勝では、優勝候補の中山颯太(東福岡)をアウトボクシングでほんろうした。2回、距離を詰めてくる相手には左ストレートで応戦し、判定で制した。

 「優勝の実感があまりない」と照れるが、祝福メッセージは数十通も舞い込んだ。友野聡一監督は「距離感が良い。相手に打たせず、自分は遠くからでもパンチを打てる。負けにくい戦い方」と高く評価する。

 尼崎北小1年で競技を始めた。気が優しく「嫌がらせを受けていた」という頃、ボクシング漫画「はじめの一歩」に出合い、いじめられていた主人公に自らを重ねて奮起した。

 社会人野球で活躍した父の伸克さんが持つミットをめがけ、パンチを打ち込む日々は「めちゃめちゃ楽しかった」。

 坂道をダッシュしたり車を押したりと、親子で練習メニューを工夫した。コロナ禍で室内練習ができない時には「今のうちに周りとの差をつけよう」と二人して公園へ。酷暑でも寒い日でも走り込み、拳を磨いてきた。

 選手層の厚いバンタム級での1年生優勝にも、坂井は「通過点」と言い切る。「一発ももらわず、見ている人にすごいと思ってもらえる多彩なボクシングを完成させたい」と力を込める。

 「オリンピックでメダルを取ってから、プロで世界チャンピオンになりたい。村田諒太さんみたいに」と大きな夢がある。

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