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合同チームとしてラグビーの全国高校大会兵庫県予選に挑む兵庫高の選手とマネジャー=神戸市長田区寺池町の同校
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合同チームとしてラグビーの全国高校大会兵庫県予選に挑む兵庫高の選手とマネジャー=神戸市長田区寺池町の同校
スクラムを練習する兵庫高フィフティーン=神戸市長田区寺池町の同校
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スクラムを練習する兵庫高フィフティーン=神戸市長田区寺池町の同校
兵庫高の正門近くにあるラグビー部を顕彰する石塔=神戸市長田区寺池町の同校
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兵庫高の正門近くにあるラグビー部を顕彰する石塔=神戸市長田区寺池町の同校

 高校ラグビーの古豪が岐路に立っている。10月2日に開幕する全国高校大会兵庫県予選に、創部93年目の兵庫が初の合同チームで挑む。プロップの美曹(みそう)主将は「伝統を引き継げないことは残念だが、今できることをやりたい」と前を向く。

■栄光の部史 

 正門を入って左手、ラグビー部の栄光を顕彰する「武陽ラガーの塔」がある。

 創部は1929(昭和4)年。神戸二中を前身とし、県予選は62(昭和37)年度までに4連覇を含む15度の栄冠に輝いた。戦後の46(昭和21)年度には全国高校大会で準優勝を飾り、OB会の武陽ラガークラブのホームページなどによると、46年に第1回国民体育大会を制している。

 だが徐々に低迷し、県予選の躍進は2007年の4強が最後。昨年は3回戦で敗退した。

■コロナの逆風 

 昨秋時点では現2、3年生だけで単独チームが組める15人がいたが、前監督が体調不良で退いた影響で自主運営となり、退部が相次いだという。現在は3年生6人、2年生4人、1年生3人の計13人にとどまる。

 部員不足は新型コロナウイルスも一因だ。大半が初心者のため、勧誘では、校舎とグラウンドをつなぐ大階段で新入生を待ち、片っ端から声を掛けてきたが、「肩を組んで連れて行くことを止められて」と美曹主将。密回避で“力技”ができず、勧誘係も一度に2、3人に限られたことも痛かった。

 19年秋にはワールドカップ(W杯)日本大会があったが、これも追い風にならず。美曹主将は翌春、期待を込めて勧誘したが、新入生の多くは「受験勉強で見ていなかった」。進学校ならではの壁にぶつかった。

■競技レベル高く 

 昨冬の県高校新人大会と春の県民体育大会は棄権し、今回の県予選は明石清水、明石城西、明石西、東播工の合同チームに加わる。大会前の合同練習は4回に限られ、芦屋ラグビースクール出身のCTB松尾は「コミュニケーションが足りない」と連係面の課題を口にする。合同ではポジションもWTBに移るが、3年生主体でチームを組めるため、競技レベルは高くなったという。

 兵庫は他部から2人を借りれば、単独出場の道もあったが、美曹主将は「ずっと県ベスト8を掲げてきた。話し合い、合同で狙いたいと決めた」と話す。合同チームは構成校のうち1校のユニホームでそろえるため、「兵庫」で戦える保証はないが、夢を取った。

 10月2日、兵庫は「合同4」として村野工との初戦に挑む。感染対策で、入場は保護者のみに限られる。(有島弘記)

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