Ｊ１神戸は１４日、神戸市西区のいぶきの森球技場で練習を公開した。Ｊリーグの１０月の月間表彰で、ＭＶＰを初受賞したイニエスタ主将は、サッカーテニスなどで体をほぐし「特に終盤戦に合わせて良いコンディションで戦えている」と充実の表情を浮かべた。

　１０月の３試合は３ゴール１アシスト。名古屋との上位対決では同点ＰＫを決めるなどアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）の出場圏内の３位死守に貢献し「今シーズンの目標達成まですぐそばに来ていることが何よりもうれしい」と喜んだ。

　６月から２年ぶりに再開した公開練習については「もっと頻繁に身近に感じられる場をつくっていければ」とイニエスタ。「一刻も早くスタジアムも満員の状態で一緒にサッカーを楽しみたい」と新型コロナウイルスの早期収束を願った。

　同じく、今季２度目の月間優秀監督賞に輝いた三浦監督は２勝１分けで終えた先月を「粘り強くやれた」と総括。３試合を残して過去最高の７位を上回ることが確定しており「一致団結はなかなか簡単じゃないことだと思うが、それが今のヴィッセルはできている」と手応えを示した。（尾藤央一）