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阪神地区予選を初優勝し勢いづく男子・上ケ原のメンバー=西宮市の同校
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阪神地区予選を初優勝し勢いづく男子・上ケ原のメンバー=西宮市の同校
渋谷優美監督(右奥)や伊藤陸顧問(左奥)と共に躍進を誓う女子・三木東の選手たち=三木市の同校
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渋谷優美監督(右奥)や伊藤陸顧問(左奥)と共に躍進を誓う女子・三木東の選手たち=三木市の同校

 第65回兵庫県中学校総合体育大会を兼ねた男子第70回、女子第36回県中学校駅伝(神戸新聞社後援)は20日、豊岡市日高町の奥神鍋体育館周辺コース(男子6区間19・2キロ、女子5区間12・7キロ)で行われる。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で史上初の中止となったため、2年ぶりに無観客で開催。県内8地区の予選を通過した男女各56校が出場し、女子は午前11時30分、男子は午後0時40分にスタートする。男女の優勝校は全国中学校駅伝(12月19日・滋賀県希望が丘文化公園)に、上位5校は近畿中学校駅伝(同5日・奥神鍋体育館周辺コース)に駒を進める。レースを展望し、注目校を紹介する。

■阪神地区初V「近畿」狙う 男子・上ケ原

 阪神地区予選を初めて制し、波に乗るのが男子・上ケ原だ。学校を代表する健脚自慢が集まり、選手たちは「近畿大会出場」を合言葉に8年ぶりの但馬路に挑む。

 長距離部員も多数在籍する中、陸上部以外で脚力に自信を持つ生徒を校内で公募し、駅伝メンバーを編成。今年はサッカー部から中嶌大和、笠井玲音、硬式野球チームの磯沖洸雅が加わり、夏休みから鍛錬してきた。

 コロナ禍で例年よりロード練習が少なかった分、夏場は補強運動などの体づくりから始めた。1周250メートルの校庭を走るペース走では3キロを10分以内に設定。メンバーが「きつい」と口をそろえる練習で走力を磨いた。

 レースでは腕に「俺は速い!」と記し、自己暗示をかけた。西宮市大会で区間賞に輝いた中嶌が始めた験担ぎを地区予選では全員がまねた。1区3位から唯一の2年で2区の天神幸之丞が首位に立つと、4連覇を狙った塩瀬に1分差で快勝。市大会から3分近く縮め、アンカーの山本大智主将は「気持ちを一つにたすきをつないだ結果」と納得顔だった。

 男女アベック出場は18年ぶりで「県大会常連の女子からも刺激を受けている」と山下裕太郎監督。卒業生らも喜んでいるといい、昨年も駅伝メンバーだった安藤圭吾は「先輩たちにもまた良い報告をしたい」と意気込んだ。(尾藤央一)

■病から復帰の監督と共に 女子・三木東

 但馬路は病を乗り越えた指揮官の復帰戦だ。女子の三木東は師弟で心を一つにし、上野玲主将は「先生に恩返しできるような走りを」と誓う。

 渋谷優美監督は2005、07年に緑が丘男子を全国中学駅伝に導き、05年には6位入賞した。選手たちが年中たすきを掛けて走り、絆を深める練習スタイル。「昔は笑われた」というが、今では他校にも浸透している。

 「やったらできる」が信条の元気な先生に昨年、ステージ3の乳がんが判明し8月から休職。「相談に乗り、叱ってくれる『心の中心』がいなくなった」と小林希依副将はショックを受けた。

 だが「先生が帰ってきた時にがっかりされたくない」と奮起。上野主将は「迷った時はしんどい道を選べ」という言葉を胸に、ハードな練習も踏ん張った。普段は監督が作る資料「部員の心得」も主将が手書きで作成。取り組みは実を結び、東播地区予選5位と健闘、県大会切符を得た。

 「あの子たちが待っているから私も頑張る」と手術や抗がん剤治療に耐えた渋谷監督。復帰時には「生徒がびっくりするほど成長している」とこみ上げるものがあった。

 休職中、切り盛りしてくれた伊藤陸顧問に感謝し、教え子には「神鍋を楽しんで走って」と指揮官。小林副将は「試走で気持ちが入った。(他校と)争えるような走りをしたい」と先生の前で躍動する。(藤村有希子)

スポーツ中学駅伝2021阪神三木
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