スポーツ

  • 印刷
兵庫ブレイバーズの橋本大祐監督(左)と記者会見に臨んだ久保康友投手=三田市三輪
拡大
兵庫ブレイバーズの橋本大祐監督(左)と記者会見に臨んだ久保康友投手=三田市三輪
ブルペンで投げ込む久保康友投手=三田市三輪
拡大
ブルペンで投げ込む久保康友投手=三田市三輪
2021年6月、試合前に行われた「伝説のOB一打席対決」で里崎智也氏(右)を左飛に打ち取り笑顔を見せる久保康友投手=横浜スタジアム
拡大
2021年6月、試合前に行われた「伝説のOB一打席対決」で里崎智也氏(右)を左飛に打ち取り笑顔を見せる久保康友投手=横浜スタジアム
久保康友投手に感謝の言葉をかけられ照れ笑いの関本賢太郎内野手=阪神甲子園球場(2011年)
拡大
久保康友投手に感謝の言葉をかけられ照れ笑いの関本賢太郎内野手=阪神甲子園球場(2011年)
阪神タイガース時代の久保康友投手=阪神甲子園球場(2013年)
拡大
阪神タイガース時代の久保康友投手=阪神甲子園球場(2013年)

 プロ野球阪神タイガースなどで活躍した久保康友投手(41)が、兵庫県三田市に本拠地を置くさわかみ関西独立リーグ球団「兵庫ブレイバーズ」に入団し、2日に会見を開いた。海外でもプレー経験のあるベテランは「若い選手と対話して刺激し合っていきたい」と抱負を語った。

 DeNAを退団後、米独立リーグでプレー。メキシカンリーグでは2019年のリーグ最多奪三振のタイトルを獲得し、オールスターゲームに出場するなど活躍した。しかし翌年、新型コロナウイルスの感染が拡大し、リーグ自体が中止になった。

 無所属のまま現役続行の道を探る中、再び海外でプレーすることを視野に、自宅がある県内に拠点を置くブレイバーズに自ら入団を申し出たという。背番号は「15」。会見での主なやりとりは次の通り。

 -入団の経緯は

 コロナで海外渡航することができなくなった。感染状況が少し落ち着いてきた今、また海外に目を向けたいという気持ちになったが、いきなり向こうでやるのは難しい。まずは近いところでプレーさせていただければ、という思い。

 -目標は

 まずトレーニングして体をつくることから。若い人に交じって練習し、できる限り現役に近い状態に戻していきたい。

 -この2週間ほど練習に参加してみて、体の状態はどうか

 2週間ぐらいで何とか練習メニューをこなせるぐらいにはなれたかなと。思っていたより早く順応できている。

 -NPBを目指す若い選手たちに何を伝えたいか

 僕から何かするというより、どんなことでもいいのでガツガツ質問をしてほしい。押しつけになってしまうとよくないので。選手たちには僕をうまく利用してほしい、という思い。

 -41歳でも現役にこだわる理由は

 あんまり「現役にこだわる」と考えたことはない。やりたい時に野球をやるというイメージ。いまだに現役かどうかも自分自身よく分かっていない(笑)。何かをしなければ、という感じではなく今後も自然体でやっていきたい。

 -海外リーグで学んだことは

 その国ごとで習慣が全く違うことは勉強になった。例えばウオーミングアップ。試合の1時間前に動いていたら「お前、疲れるからやめとけ」って言われて。「そうしなきゃいけない」と日本で思っていたルーティンを崩してくれるきっかけにはなったと思う。

 -三田のまちの印象は

 まちがきれいで栄えているなと思った。スポーツもさかんな印象。ブレイバーズにも多くのバックアップをいただいているので、それがあるからこそプレーできるんだよ、ということは若い選手に伝えたい。

 -同世代の松坂大輔投手が引退した

 自分もそういう年齢なんだなあ、と実感がわく。自分たちは「松坂世代」と言われるが、彼がいなくなることによって代名詞がなくなる。そういう意味では今後、自分がしっかりしないといけないと思う。

 -高校時代、センバツの決勝で横浜高校の松坂投手と投げ合った試合で印象に残っていることは

 攻守交代時、メンタルをゆさぶろうと思って、マウンドですれ違う時に(※雨が降っていたため、ロジンバッグが雨や土で汚れないようにマウンドで手渡していた)松坂にいろいろと声をかけて、ペースを乱そうとした。でも彼はスルーしたというか、あしらわれた。どんなにいい投手でもタイムを取っただけでコントロールが悪くなる、なんてことはざらなのに松坂は全く動じなかった。何をしても勝てない。完敗だと思った。

 -これまでプレーしたのはアメリカとメキシコ。新たに台湾やヨーロッパなど別の国に行きたいという思いは

 日本と真逆の文化の国に住みたいという思いはある。野球が盛んでなくてもかまわないので。

   ○   ○

 この日の会見前にもチーム練習に参加し、若手選手とともに汗を流した。アップ中には投手陣が久保投手を囲み、質問攻めに。久保投手は経験談を交えながら、ピンチでの心構えやけん制球について伝えた。

 ブルペンでは速球を投げ込んだ。球を受けた田渕航平捕手(19)は「球数が増えても球威やコントロールにまったくばらつきがない」と驚いた様子。本人から「自分をうまく使ってくれたらいい」と言われているといい、この日も送球に関してアドバイスを求めた。「どんどん質問して吸収していきたい」

 橋本大祐監督(46)も「ピッチングフォームやボールの扱い方もやはりレベルが違う。選手たちのいい手本になっている」と期待を寄せる。(小森有喜)

     ◇

【久保康友(くぼ・やすとも)】 奈良県出身。関大一高時代はエースとして活躍。1998年の選抜大会では決勝までチームを導き、松坂大輔を擁する横浜高校に敗れたものの準優勝に輝いた。

 卒業後は松下電器を経て、2004年ドラフト自由枠でロッテに入団。多彩な変化球とクイックの速さを武器に、1年目から10勝を挙げて新人王を獲得。09年に阪神にトレードで移籍し、翌年に14勝5敗、防御率3・25をマークするなど先発ローテの柱として活躍した。阪神での最終年となった13年は、セットアッパーや抑えとして44試合に登板した。

 その後DeNAに移籍し、17年に退団。NPB通算97勝を挙げた。アメリカ独立リーグやメキシカンリーグでプレーし、20年からは無所属で現役続行の道を探っていた。

スポーツ三田
スポーツの最新
もっと見る
 

天気(1月24日)

  • 9℃
  • 6℃
  • 20%

  • 7℃
  • 1℃
  • 50%

  • 10℃
  • 4℃
  • 40%

  • 8℃
  • 3℃
  • 30%

お知らせ