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阪神・淡路大震災20年のチャリティーマッチで背番号11をつけてプレーする三浦知良=2015年1月17日、ノエビアスタジアム神戸
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阪神・淡路大震災20年のチャリティーマッチで背番号11をつけてプレーする三浦知良=2015年1月17日、ノエビアスタジアム神戸

 サッカー元日本代表FWの三浦知良(54)が、J2に降格した横浜FCから国内4部にあたる日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍する。今回の移籍は、両クラブが1月11日の午前11時11分に発表。代名詞である背番号「11」に対するカズの思いがにじんだ。

 「車のナンバーもそうだし、駐車場でも11番が空いていたら、どんなに狭くても置いてしまう。ずっとつけているから、いつの間にかラッキーナンバーとして大事にしていたんだよね」

 2005年夏まで在籍したヴィッセル神戸時代も背番号と練習場の駐車場ナンバーは11で、そう愛着を口にしていた。その後16年間プレーした横浜FCでは毎年1月11日午前11時11分に契約更新を発表するのが恒例となっていた。

 昨年12月31日に次男、三浦孝太(19)=BRAVE=の総合格闘技デビュー戦を観戦した際には、白地に「11」とプリントされたマスクを着用。過去には親友が大好物のおはぎを11個くれたり、11月11日の11時11分に入籍したなんてこともあったという。

 カズが11をつけるようになったのは、ブラジル時代に左ウイングをやってから。ブラジルでは背番号は固定ではなく、先発する選手が1から11をつけていて、左ウイングのポジションは11だった、というのが理由だ。

 カズは故郷静岡の城内FCでサッカーをしていたが、ここのエースナンバーは15と14。「15は五輪で釜本邦茂さんが着け、14はオランダのスター、ヨハン・クライフの番号を意味していたんじゃないかと思う」と説明してくれた。

 城内FC時代、今回の移籍で再び同じチームとなった兄の三浦泰年氏(56)=鈴鹿ポイントゲッターズ監督兼ゼネラルマネジャー=が15をつけ、カズが14だった。11は「タンク」というあだ名の先輩がつけていて、カズの中での元祖11番はこの人。リフティングの名手だったタンクさんには「お前が11番を受け継いでくれてよかった」と言われたそうだ。

 代表、所属クラブ、世界選抜などで背負ってきた11の印象が強いが、日本代表が赤のユニホームだった頃に20、読売クラブの1年目には24をつけたこともあった。京都パープルサンガ時代はシーズン途中の加入だったため最初は36で、「11を売ってくれ」と冗談でお願いしたこともあるという。

 今年2月26日で55歳になるカズは「みんなが後ろ姿で『カズ』を感じてくれるのは、僕にとって大きな喜びだし、安心感を与えてくれるんだ」と、現役はもちろん、背番号にもこだわり続けている。

(小川康介)

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