
競泳で五輪代表を2人輩出し、兵庫県高校総体の競技別男子で最多31度の総合優勝を誇る市川高水泳部が、3月末限りで休部する。チームとしての大会出場は、今月29日に尼崎スポーツの森で開幕する県短水路選手権が最後となる見通し。61年の歴史の集大成を飾ろうと、部員は意気上がる。(藤村有希子)
1月中旬、市川町の山あいにある同校の屋内短水路プール。最後の部員である3年生7人と川上潤也監督らが集まり、卒業アルバムの撮影に臨んでいた。施設内には、国際舞台へと羽ばたいた卒業生の写真や表彰状、新聞記事などが並ぶ。
「寂しいですね」。男子100メートルバタフライ元日本王者で、パンパシフィック選手権などで日の丸も背負った川上監督は、OBとして率直な思いを漏らした。学校の方針で休部が決まった。
1961年創部。その後、屋外長水路プールと屋内短水路プールが完成した。96年アトランタ五輪ではOBの伊藤俊介が男子100メートル自由形などに、松下幸広は100メートルバタフライなどに出場。2年後のバンコク・アジア大会100メートル自由形では伊藤が、双子の弟秀介と1、2位を占めて日本中を沸かせた。
昨夏の東京パラリンピックでは市川高前監督でOBの上垣匠さんが、水泳の日本代表監督として選手団を束ねたのが記憶に新しい。
◇
部のスローガンは「水泳は人間形成の道なり」。学校、プール、寮が「1分以内に行き来できる」(川上監督)という近さにあり、競技と学業に集中できる環境だ。現副将で京都市出身の吉宮浩之は「『ザ・青春』みたいな楽しさはない。でも親元を離れ、規則正しい生活が染みついた。人生にとってすごくいい経験」と笑みを見せる。
競泳では同じ学校の水泳部に所属しても、練習は別々のスイミングクラブでするケースも多いが、市川高は全員が部活動で鍛え、寝食も共にして絆を深めた。卒業生は折に触れて母校に立ち寄り、在校生と一緒に泳いで激励してきた。
多くの人の関わりで時代を紡ぎ、全国高校総体では91年に競技別男子総合で準優勝した。最近でも2017年に400メートルメドレーリレーで3位など活躍を続け「歴代OBに恥じない強化を考えてきた」と川上監督。指導陣は新型コロナウイルス禍の中でも、選手のやる気を高める動画を配信するなど工夫を続けた。
兵庫県短水路選手権には部員7人中、4人が出場予定。全国総体も経験した実力者の森田遥大(はると)主将は、200メートル自由形などにエントリーし「応援してくれた方々に感謝し、大事に泳ぎたい。いい締めくくりができるように頑張る」と誓った。

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