Ｊリーグの開幕カード記者会見が１５日、オンラインで行われた。１９日にＪ１名古屋とアウェーで対戦するＪ１神戸の日本代表ＦＷ大迫は「勝って勢いをつけられるように、いい準備をしたい」と昨季の上位対決に照準を合わせた。

　三浦監督が率いて３季目の神戸に対し、名古屋は昨季までＦＣ東京の指揮を執った長谷川監督が新たに就任した。大迫は「どういうサッカーをするか正直分からないが、個々の選手はそろっているし、全ポジション注意しないと」と警戒する。

　その上で、「チームが勝つために一人一人がどれだけ犠牲を払えるか。去年のサッカーをベースに新しい選手が底上げをしてくれるはず」とＤＦ槙野ら新戦力の融合を楽しみにした。

　対する名古屋は元日本代表ＦＷ柿谷が出席した。柿谷にとってＣ大阪時代のチームメートだったＭＦ山口とＭＦ扇原が神戸にそろい、「僕がたくさんゴールを取れたのはホタル（山口）とタカ（扇原）のおかげ。２人のいい部分をつぶすのは（特長を知る）僕の仕事だし、思い出に残るような試合がしたい」と対戦を待ち望んだ。（山本哲志）