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ホッケー男子日本代表候補のDF稲山巧。力強いストロークを武器に代表定着を狙う=山梨県甲府市、山梨学院ホッケースタジアム(川村敬亮さん提供)
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ホッケー男子日本代表候補のDF稲山巧。力強いストロークを武器に代表定着を狙う=山梨県甲府市、山梨学院ホッケースタジアム(川村敬亮さん提供)

 兵庫県丹波篠山市出身で、ホッケー日本リーグのリーベ栃木に所属する182センチの大型DF稲山巧が、3月に発表されたホッケー男子日本代表候補に選ばれた。同市立丹南中時代から各年代の代表に選ばれてきたがフル代表は初。2月の選考会でアピールに成功し、岐阜と愛媛で3月に行われた強化合宿を終えた25歳は「やっとスタートラインに立てた。強みのコーチングや戦術理解だけでなく、体力面も技術面もまだまだ成長できる」と気持ちを新たにしている。

 2006年のじぎく兵庫国体の競技会場となり、ジュニア世代の活動が盛んな丹波篠山で同市立味間小2からスティックを握った。丹南中3年時に16歳以下(U-16)の日本代表に選ばれて以降、世代別代表の常連へ。強豪の天理高、天理大に進み日本一を経験。力強いストロークで攻撃の起点となり、長身のリーチを生かした守備の両方が発揮できるDFへ大学から転向し、16年にはU-21代表としてジュニアワールドカップ(W杯)を戦った。

 挫折も味わった。東京五輪代表入りを狙って挑戦した19年の選考会では奮闘も実らず落選。大学を卒業したその年に栃木へ移り、警備会社で働きながら平日夜と週末にスキルを高めた。

 21年東京五輪の代表に4選手を送り込んだリーベ栃木は、候補を含めて選手がチームを離れる期間が長く、年間で約3分の2に及ぶことも。「居残り組」の稲山は「平日の練習が3、4人の時もあった。気持ちが折れそうになった」と明かすが、成長するため、高い意識を持ち続けた。

 対人に強くなろうと、同じポジションの代表選手から1対1の極意を学ぶなどし「守備の考え方とプレーの引き出しを増やした」と稲山。昨季はチームの日本リーグ初優勝にも中心選手として携わり、再び代表への道を切り開いた。「あきらめなかったことが良かった」と振り返る。

 23年W杯の予選を兼ねたアジアカップが5月に予定され、9月にはアジア大会も控える。候補選手30人がメンバー選考の中心となるが、入れ替えも行われるという。「目標のパリ五輪に向けてここからが勝負」と稲山。代表定着へ、サバイバルを勝ち抜く覚悟だ。(尾藤央一)

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