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松竹芸能と教育活動支援に関する協定書を交わすなど、東灘高校長時代はユニークな発想で知られた徳山学さん(左)=神戸市東灘区深江浜町
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松竹芸能と教育活動支援に関する協定書を交わすなど、東灘高校長時代はユニークな発想で知られた徳山学さん(左)=神戸市東灘区深江浜町
日本福祉大の硬式野球部監督に就任した徳山学さん
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日本福祉大の硬式野球部監督に就任した徳山学さん

 今春まで兵庫県立東灘高校(神戸市東灘区)の校長を務め、3月末で定年退職した徳山学さん(60)が、4月1日付で日本福祉大(愛知県)の硬式野球部監督に就任した。1993年春には川西明峰高(兵庫県川西市)を率いて選抜高校野球大会に出場。東灘高では松竹芸能(大阪市)と教育活動支援に関する連携協定を結んで「笑い」を教育に取り入れるなど、「アイデアマン校長」としても知られた。指導者としての現場復帰は6年ぶりで「目指す場所を甲子園から神宮に変え、学生たちと汗を流したい」と張り切っている。

 徳山さんは同県西宮市出身。春夏計3度の甲子園大会出場を誇り、全国高校野球選手権の開会式で女子生徒がプラカードや大会旗などを持つことで知られる名門・市西宮高時代は主将、4番の重責を担った。日本体育大を卒業後、高校の保健体育科教諭となり、硬式野球部を指導した。

 92年秋の兵庫県大会では川西明峰高を初優勝に導き、翌春の選抜大会に初出場。母校の市西宮高に赴任後は2002年秋の県大会で39年ぶりとなるベスト8進出を果たし、兵庫県高野連から選抜大会の21世紀枠候補に推薦された。16年を最後に現場指導を離れ、20年から東灘高校長に。今年3月末で定年退職した。

 日本福祉大はプロ野球の中日でセットアッパーとして活躍した浅尾拓也投手の母校で、現在は愛知大学リーグの2部。徳山さんの監督就任に合わせ、元中日内野手の沢井道久コーチも指導陣に加わった。4月2日の春季リーグ初戦は名古屋経大の出場辞退に伴い不戦勝。初采配となった3日の同朋大戦は5-1で逆転勝ちし、初陣を飾った徳山さんは「久しぶりにユニホームを着ての采配は新鮮だった。まずは1部昇格を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。(大原篤也)

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