柔道の全国少年大会兵庫県選考会が１０日、同県姫路市の市立総合スポーツ会館で開かれた。県内の小学生２９チームが参加。決勝は、兵庫少年こだま会（神戸市兵庫区）が２－２の内容勝ちで広畑柔道教室（姫路市）を破り、１７年ぶり６度目の全国切符をつかんだ。

　例年、兵庫グランプリの県少年大会で全国大会出場チームを決めていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になり、代わりに選考会を開いた。

　決勝は、兵庫少年こだま会が０－２から引き分けを挟み、副将、大将が一本勝ちして逆転。勝負を決めた大将の地道愛は「絶対に一本を取らないとダメだと集中していた。全国では欲を言えば１位になりたいが、力を出し切りたい」と話した。

　全国少年大会は来月５日、東京・講道館で行われる。（今福寛子）