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地元でさらなる飛躍を期す蓬田和正=加古川運動公園陸上競技場
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地元でさらなる飛躍を期す蓬田和正=加古川運動公園陸上競技場

 陸上の第70回兵庫リレーカーニバル(兵庫陸上競技協会、神戸新聞社など主催)は23、24日、神戸市須磨区のユニバー記念競技場で開かれる。全国12大会が指定されている日本グランプリシリーズの第2戦で、グランプリ男子6種目、女子8種目には国内のトップ選手が集結。地元で活躍を誓う兵庫ゆかりの注目選手を紹介する。(今福寛子)

■衰えぬ34歳、播磨から高みへ  

 高校卒業以来、16年ぶりに古里・兵庫に帰ってきた。男子円盤投げの蓬田和正は今春、KAGOTANIに入部し、東京から拠点を移した。「最後は戻ってきたいと思っていた」。愛着のある場所で心機一転を期す。

 積極的なアプローチで新天地を見つけた。昨秋、播磨地域の就職サイトを検索していた時、陸上部を創部したばかりの鶏卵加工販売会社「籠谷」を発見。本社は高砂市。応募を考え、大会でたまたま同じエレベーターに乗った所属選手に聞いてみた。「どんな感じ?」

 そこから関係者に話がつながり面接、内定と、とんとん拍子に進んだ。地元で仕事をしながら練習できる環境が整い、「競技も仕事もやりたいという希望を聞いてもらった。ぜいたくな話」と感謝する。

 加古川市立別府中で競技を始め、国士舘大時代の2009年に出した55メートル63は、今も兵庫記録として残る。1年半ほど陸上から離れた時期もあったが、円盤投げへの情熱は今も燃えている。34歳、心身とも衰えは感じていない。

 ゴールドジム(東京)時代に出会った米国人コーチとともにウエートトレーニングを改良。重量の重さではなく、回数やスピードにこだわり、練習の質を上げることを意識してきた。「大きなけがをしなくなった」と手応えをつかんでいる。

 昨年は日本ランキング6位の55メートル05をマーク。目標の60メートルを超える感触は「ないことはない」とうなずく。兵庫リレーカーニバルは「優勝を狙う。地元なので見に来てくれる人たちに記録で示したい」と意気込む。

 40歳まで日本選手権に出場すると通算20回になるという。「(高いレベルで)そこまではやりたい」。意欲旺盛なベテランが、まだまだ輝きを放つ。

【よもぎだ・かずまさ】1987年生まれ。加古川市立別府中で砲丸投げと円盤投げを始める。3年時には円盤投げで当時の日本中学最高記録をマーク。姫路商高3年時に全国高校総体を大会新記録で制した。自己記録の56メートル83は日本歴代10位。

【メモ】円盤投げの日本記録

 男子円盤投げの日本記録は、2020年に堤雄司(ALSOK群馬)が出した62メートル59。堤が17年、38年ぶりに記録を塗り替えたのを皮切りに、湯上剛輝(トヨタ自動車)と競いながら日本トップのレベルが少しずつ上がっている。過去に60メートルを超えたのは5人で、姫路市立東中出身の幸長慎一(四国大AC)は60メートル69で日本歴代3位。女子の日本記録は郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)の59メートル03。男女とも世界の壁は高く、世界選手権の参加標準記録は男子が66メートル00、女子は63メートル50で日本記録以上が必要だ。

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