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アシックスチャレンジ女子5000メートル決勝 15分59秒93で日本人トップの2位に入った岩谷産業の川村楓(撮影・吉田敦史)
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アシックスチャレンジ女子5000メートル決勝 15分59秒93で日本人トップの2位に入った岩谷産業の川村楓(撮影・吉田敦史)

 力を出し切って、フィニッシュ後はその場に倒れ込んだ。アシックスチャレンジ女子5000メートルは、川村(岩谷産業)が初めて15分台をマークして日本人トップの2位。伸び盛りの24歳は自己新記録を喜びながらも、「中盤以降にタイムを落としてしまった」と内容には満足しなかった。

 大会新記録をたたき出したアキドル(コモディイイダ)を追い、その背中が遠ざかっても冷静だった。「(集団で)接触するより一人で1レーンを走ろう」と3周目以降は単独走。ペースは徐々に落ちたが、最後まで後続は寄せ付けなかった。

 入社3年目。2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんを指導した広瀬永和監督(西脇工高出身)から「大会ごとに一歩ずつ成長を」と助言を受け、公私ともに仲が良く「心の支え」と慕うチームメートの中野円花とともに練習に励む。2月の全日本実業団ハーフマラソンでは1時間10分17秒の自己記録を出し、「自信がついている。冬にそれだけの練習が積めたので」と頼もしい。

 29日には織田記念国際、5月は「ゴールデンゲームズinのべおか」や関西実業団選手権とレースが続く。今季「全種目で自己ベスト更新」を掲げるニューヒロインは、兵庫を飛躍の足掛かりとする。(長江優咲)

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