サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）１次リーグＪ組で２勝１分け（勝ち点７）のヴィッセル神戸は、他グループの結果により、５月１日の最終戦を残して２年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

　５組に分かれた東地区は、各組１位と２位のうち成績上位３チームが決勝トーナメントに進む。神戸が入るＪ組の上海海港（中国）が棄権して３チームに減ったため、Ｊ組以外は各組最下位との対戦結果を除いて２位の成績を比較。２７日にあった他グループの第５戦を受け、浦和レッズとともに１次リーグ突破が確定した。

　Ｊ組は２８日の試合で１勝１分けの傑志（香港）が１分け２敗のチェンライ（タイ）に負ければ、神戸の１位突破が決まる。

　神戸のロティーナ監督は「一つ目の目標を達成できてよかった。二つ目はチームの質を上げるというところ。引き続き練習を重ねたい」とし、副将のＭＦ山口は「しっかり勝って終わり、Ｊリーグにいい流れを持っていきたい」と傑志との最終戦に目を向けた。（山本哲志）