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WEリーグの優勝トロフィーを手に笑顔を見せるINAC神戸の安本卓史社長=8日、相模原ギオンスタジアム
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WEリーグの優勝トロフィーを手に笑顔を見せるINAC神戸の安本卓史社長=8日、相模原ギオンスタジアム

 サッカー女子のYogibo WEリーグで、INAC神戸が初代女王に輝いた。無類の強さで勝ち星を重ねた一方、集客面ではリーグが初年度の目標に掲げた1試合平均5千人の半分にも届かず、他クラブはさらに苦戦する。INAC神戸は14日、WEリーグ初となる国立競技場(東京)での一戦に臨む。仕掛け人の安本卓史社長は2万人の動員を目指し、「女子サッカーを盛り上げ続けたい。旗振り役として、INACがその先頭に立ちたい」と熱い。(長江優咲)

 今季、INAC神戸の平均観客数は2139人。昨年9月の開幕戦でも4123人にとどまった。「開幕試合で5千人に届かなかった心残りがある」。かつてJ1神戸で常務取締役事業本部長などを務め、WEリーグの知名度不足に危機感を抱く安本社長は、国立でのホーム最終戦を前に集客に奔走してきた。

 国立開催は、本拠地のノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)が使用できないことを逆手に取った策だった。14日と18日にJ1神戸の試合が予定され、芝の状態を考慮すると日程をずらしても開催は困難に。「女子サッカー人気の高い関東で、INACを見てほしい」と行き着いた。

 試合当日は、かつてチームの黄金期を支えた元日本代表の澤穂希さん、澤さんとともに日本代表の世界一に貢献した宮間あやさんがキックインセレモニーを行い、盛り上げに一役買う。

     ◇     ◇

 昨年9月のWEリーグ開幕にあたり、安本社長は選手たちと約束を交わしたという。「チームは勝ち点を積み上げること。最低でも(引き分けの勝ち点)『1』を。そして事業サイドは売り上げや観客数を求めること」

 開幕前の昨年1月にはDF鮫島彩やFW岩渕真奈ら主力が退団し「INAC大丈夫? という周囲の心配から始まった」(安本社長)シーズンだったが、日本代表GK山下杏也加、MF成宮唯を獲得。さらに黄金期を築いた星川敬監督の復帰で盤石の体制を整え、15勝のうち1点差の勝利が9試合と勝負強かった。

 国立では2月に皇后杯全日本女子選手権を制し、現在リーグ2位につける三菱重工浦和と対戦する。安本社長は「1年5カ月をかけて自慢できるチームに成長した。国立は真のチャンピオンを決める戦い」と位置付ける。

 特に浜野まいかや竹重杏歌理(あかり)ら若手に期待を寄せ、「彼女たちは澤らの活躍をきっかけに女子サッカーを始めた。今度は国立で浜野や竹重を見た子たちが『10年後にここでプレーしたい』と思ってくれれば」と夢を描く。

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