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 ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズ(米国)にちなんだ名を授かった学生ゴルファーが、日本男子ツアーで6人目のアマチュア優勝を果たした。「地に足がついた感覚で18ホール回れた」。石川遼や松山英樹も達成した快挙に、晴れやかな表情を浮かべた。

 ハンディキャップが5というゴルフ好きの父・佳明さんが与えたおもちゃのクラブを、1歳から振って遊んだ。クラブをつえのようにして歩き、ボールをちょこんと打っては部屋をうろうろ。プラスチックのクラブが壊れるたび、家族は玩具の量販店へ買いに走った。

 3歳でショートコース、4歳で本格的なコースを回るようになったという、ウッズさながらの早熟ぶり。親子で出る大会に小学3年で出て優勝するとさらにのめり込み、ゴルフ場を巡る日々を送った。

 ドライバーを全力で振り切る攻撃的なゴルフを信条とする。今大会も幅が狭いフェアウエーに対してアイアンで刻む選手も多い中、果敢に飛ばしてバーディーを量産した。「プロゴルフは、エンターテインメントだと思っている」。考え方は既にアマチュアではない。

 小学生のときにテレビ番組で「メジャー四大会制覇」を宣言した。壮大な夢は、21歳になった今も変わらない。「物心がついたときからプロゴルファーになるつもりだった。タイガー・ウッズへのギャラリーの声援を見て、こういう場に立ちたいと思った」。ウッズの全盛期に生まれたホープは、本家に負けない活躍を期した。兵庫県加東市出身。

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