来季の本拠地神戸移転が発表されたバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の西宮。23日はシーズン開幕前の新体制発表会も神戸市内であり、森山知広新監督は「今季が西宮ラストシーズン。全員で全力を尽くし、B1昇格を」と誓った。
西宮は昨季、36勝19敗でB2西地区の3位に。プレーオフでは2季続けて準々決勝で敗退した。
今季は前B2福島ゼネラルマネジャー兼監督の森山氏を新指揮官に迎え、東京五輪4位のスロベニア代表センター、ジガ・ディメッツや、前B1川崎のポイントガード綱井勇介らを獲得した。
来季ホームとなる神戸のワールド記念ホールを多くの観客で埋め、1試合平均4千人などの「新B1」参入条件を満たすには、今季にB1復帰を決めておくのが必須となる。新主将の道原紀晃は「昇格を決めたい。神戸を起点に兵庫全体を盛り上げる」と宣言した。
また、西宮と兵庫県の包括連携協定の一環で、球団オフィシャルパートナーのJFRカード(大阪府高槻市)が神戸市中央区の中学校にボールを贈る式典もあった。
西宮は10月1日、アウェーの埼玉県越谷市立総合体育館で越谷を相手に開幕戦に挑む。ホーム初戦は同8日に西宮市立中央体育館であり、熊本と戦う。(藤村有希子)