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笑顔で現役生活を振り返る三菱重工Westの守安玲緒=明石市二見町、三菱重工West二見グラウンド
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笑顔で現役生活を振り返る三菱重工Westの守安玲緒=明石市二見町、三菱重工West二見グラウンド
引退試合に向けてブルペンで投げ込む三菱重工Westの守安玲緒=11日午前、明石市二見町、三菱重工West二見グラウンド
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引退試合に向けてブルペンで投げ込む三菱重工Westの守安玲緒=11日午前、明石市二見町、三菱重工West二見グラウンド
ブルペンでの投げ込みを終えて笑顔の三菱重工Westの守安玲緒=11日午前、明石市二見町、三菱重工West二見グラウンド
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ブルペンでの投げ込みを終えて笑顔の三菱重工Westの守安玲緒=11日午前、明石市二見町、三菱重工West二見グラウンド

 三菱重工Westの右腕、守安玲緒が13日、兵庫県知事杯争奪社会人・大学大会(明石トーカロ=神戸新聞社後援)で引退試合を迎える。安定感抜群の投球から、ファンに「守安重工」と親しまれた35歳は「会社の期待を背負って投げる。そこが一番の生きがいだった」と13年間を振り返る。

 2010年に入社。長くエースとしてマウンドに立ち、18年の都市対抗大会では48年ぶりの準優勝に貢献した。先発完投型の鉄腕で、延長を含むため参考記録だが、日本選手権の最多投球数上位5傑のうち守安が181球など二つを占める。

 若手の頃はプロ入りを念頭に150キロを目指したが、勝てなかった。フォームを見直すと最速は10キロ近く落ちたが、力まずに質の高いボールを投げられるようになり、制球力も向上。無駄のない投球動作が肩と肘の消耗を少なくした。

 公式戦の通算成績は61勝36敗。「大したボールではないのに抑えられる。そこはぶれることなくやりたい」。現役最後となる神戸大戦(午後0時半開始予定)で、貫禄の投球を示す。(有島弘記)

【もりやす・れお】大阪市出身の35歳。愛知・菊華高-富士大を経て2010年に三菱重工Westの前身、三菱重工神戸入り。準優勝した18年の都市対抗大会で久慈賞(敢闘賞)に輝く。14年社会人日本代表。右投げ右打ち。182センチ、80キロ。

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