スポーツ

  • 印刷
日本-コスタリカ 前半、攻め込む堂安(左)=アルラヤン(撮影・金田祐二)
拡大
日本-コスタリカ 前半、攻め込む堂安(左)=アルラヤン(撮影・金田祐二)

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本は27日、コスタリカとの1次リーグE組第2戦に臨み、0-1で敗れた。MF堂安律がW杯初先発。2002年日韓大会のMF稲本潤一以来となる2戦連発とはならなかったものの、前半13分に鋭い右クロスを上げるなど、後半22分に交代するまで果敢なプレーを続けた。

 兵庫県尼崎市出身の若武者は、途中出場した初戦のドイツ戦で0-1の後半30分に貴重な同点ゴールを挙げ、世界を驚かせる大金星に貢献していた。「俺が決める、俺しかいないという強い気持ちでピッチに入った」。ドイツ戦後にコスタリカ戦への意気込みを問われると、「日本サッカーを盛り上げるって気持ちでピッチに立っている」と宣言した。普段からインタビューやSNSで強気な言葉を並べ、「ビッグマウス」と呼ばれるが、幼い頃から自らを信じ、有言実行を続けてきたからこそ説得力がある。

 カタールのピッチに立てなかった仲間の思いも背負った。これまで日本代表で背番号8を着けることが多かった原口元気(ウニオン・ベルリン)がW杯メンバーから漏れ、代表関係者から8番を打診されたという。前回ロシア大会の8番だった原口は決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で先制点を挙げており、堂安は「縁起のいい番号だな」と感じたという。

 日本は堂安が退いた後の後半36分、一瞬の隙を突かれて先制を許し、黒星を喫した。12月2日午前4時から行われる1次リーグ最終戦のスペイン戦は、決勝トーナメント進出をかけた大一番になる。堂安にとって、スペインは東京五輪の準決勝で敗れた因縁の相手。「尼崎の星」が日本を再び高みに導く。

スポーツ尼崎話題
スポーツの最新
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 20%

  • 37℃
  • ---℃
  • 40%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ