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全日本ジュニア選抜室内選手権を制し、夏の大会との2冠を達成した親和高の西村佳世=11月、三木市のブルボンビーンズドーム(家族提供)
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全日本ジュニア選抜室内選手権を制し、夏の大会との2冠を達成した親和高の西村佳世=11月、三木市のブルボンビーンズドーム(家族提供)
テニスの全日本ジュニア選手権でプレーする親和高の西村佳世=8月、大阪市内(家族提供)
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テニスの全日本ジュニア選手権でプレーする親和高の西村佳世=8月、大阪市内(家族提供)
テニスの全日本ジュニア選手権でプレーする親和高の西村佳世=8月、大阪市内(家族提供)
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テニスの全日本ジュニア選手権でプレーする親和高の西村佳世=8月、大阪市内(家族提供)
テニスの全日本ジュニア選手権で優勝した親和高の西村佳世=8月、大阪市内(家族提供)
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テニスの全日本ジュニア選手権で優勝した親和高の西村佳世=8月、大阪市内(家族提供)

 11月に兵庫県三木市で行われたテニスの全日本ジュニア選抜室内選手権女子シングルスで親和女子高(神戸市灘区)1年の西村佳世が優勝し、8月の全日本ジュニア選手権との2冠を達成した。全日制の学校に通い、勉強に励みながら鍛錬。155センチと小柄だが年上選手らを次々に撃破し、「タイトルを取れてうれしい。達成感がある」と笑みを見せる。

 選抜室内選手権では1次リーグで全勝し、準決勝で昨年2位の里菜央(トップランAIOI)を迎えた。

 過去の対戦では負け越していたが、第2セットに入って恐れず攻勢を強めた。あえて相手に得意のバックストレートを打たせると、クロスに引っ張りカウンター。波に乗って6-1、6-1で制すると、決勝も桜田しずか(静岡市立高)をストレートで破った。

 神戸市灘区在住。父や兄の影響で幼い頃から競技に親しんできた。現在は元トッププロの中村藍子さんが代表を務める「アイラブオールテニスアカデミー」の一員として、香枦園テニスクラブ(西宮市)のコートで練習している。

 周囲の選手に比べて「自分が一番低いぐらい」と話す西村が活躍できる理由として、同アカデミーの古賀公仁男コーチはスタミナ、頭脳プレー、メンタルの三つを挙げる。

 スタミナは、プロボクシングで世界3階級を制した長谷川穂積さん(西脇市出身)が代表を務める神戸市灘区のジムでも培った。週2日ほどフットワークを鍛え、西村は「細かいステップがテニスに似ている」と実感している。

 相手によって配球やボールのスピード、軌道を変えるなど瞬時の判断にも優れており、「試合に立ち向かう勇気がある」と古賀コーチは評する。

 救われたひと言がある。試合に負けて落ち込んでいた今夏ごろ、長谷川さんから「いまは神様が勝たなくてもいいといっているから、次に頑張れば大丈夫」と励まされたといい「すごく楽になった」と感謝する。

 勉強との両立を進めつつ、16歳の逸材は将来的な目標を「プロテニスプレーヤーになること。中村藍子さんみたいに世界ランキングで50位以内に入りたい」と語った。(藤村有希子)

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