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今季の神戸について展望を語る大畑大介氏=神戸市中央区脇浜海岸通2、神戸製鋼神戸本社
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今季の神戸について展望を語る大畑大介氏=神戸市中央区脇浜海岸通2、神戸製鋼神戸本社

 ラグビー・リーグワン1部の神戸は24日、ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)で花園とのホーム初戦を迎える。18日の開幕戦(対横浜)に敗れて黒星スタートとなったが、まだシーズンは始まったばかり。躍進の鍵や今季の注目選手などについて、元日本代表WTBで神戸のアンバサダー、大畑大介さんに聞いた。

 -7位に終わった昨季について「一貫性がなかった」と指摘している。

 「神戸は決められた形をベースに戦うチームではなく、誰かがスイッチを入れれば、全員でスイッチを入れる。つまり、選択したプレーに対し、全員が無意識の感覚でプレーする。多くの時間を共有することが必要になる」

 -その意味で、南アフリカ代表ナンバー8のクッツェーや元ニュージーランド代表CTBラウマペら新戦力との連係が欠かせない。

 「間違いなく能力は高い。その個の能力をチームとしてどれだけ出せるか。すぐに融合することはなかなか難しいが、今シーズンの中盤から終盤にかけていいパフォーマンスを見せてくれると思う。注目してほしい」

 -新主将に、昨シーズン副将を務めたフランカー橋本が就いた。

 「船頭である橋本が、チームをどれだけ前に進められるか。昨シーズンは前キャプテンの橋本大輝の背中を見て学んだと思う。神戸の橋本と言えば前キャプテンのイメージだが、そのイメージを塗り替えてほしい」

 -この秋、日本代表の10番も経験したSO李承信(リ・スンシン)に大きな期待を寄せている。

 「彼はまだまだ若い(21歳)が、この1年で急成長した。何ができないのか、どこに自分の強みがあるのか、常に考えながらプレーしている。個人能力の高い10番ではなく、チームを勝たせる10番になってほしい」

 -今季の予想順位は。

 「当然、優勝。選手にとって期待はプレッシャーかもしれないが、自覚に変わると大きなエネルギーになる。応援してくれる皆さんも優勝を掲げ、(選手たちに)ぶつけてほしい」

     ◇

【おおはた・だいすけ】 大阪市出身の47歳。東海大仰星(現・東海大大阪仰星)から京産大に進み、神戸製鋼(現神戸)に入社。日本代表では2度のワールドカップ(W杯)を経験し、テストマッチ通算69トライは世界記録。2016年には国際統括団体ワールドラグビーの殿堂入りを果たした。現在は神戸のアンバサダーを務める。

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