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熱演する三原舞依=東和薬品ラクタブドーム
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熱演する三原舞依=東和薬品ラクタブドーム
演技する三原舞依=東和薬品ラクタブドーム
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演技する三原舞依=東和薬品ラクタブドーム

 フィギュアスケートの全日本選手権第3日は24日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、女子はショートプログラム(SP)首位の坂本花織(シスメックス、神院大)が2連覇した。グランプリ(GP)ファイナルを制した三原舞依(シスメックス、甲南大大学院)は2位。アイスダンスは村元哉中(関大KFSC、神戸市東灘区出身)高橋大輔(関大KFSC)組が初優勝した。

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 負けて強し。グランプリ(GP)ファイナル覇者として臨んだ女子の三原の演技には、凄(すご)みすら漂った。

 さすがの修正力だった。連続を予定していた二つ目の3回転ルッツが単発になり、逆に「火が付いた」。そこからのジャンプを次々に決めると、後半にルッツ-トーループの連続3回転を入れ、最後に3回転ループから2回転トーループ、2回転ループ。「最後にダブルループを入れるため(順番を入れ替えた)。ほんの少しでも基礎点が上なので」と気合の3連続ジャンプで締めた。

 「もっと強いアスリートになりたい」と成長を追い求めてきた。5月には単身でカナダへ20日間の武者修行。羽生結弦さんを指導したオーサー・コーチに体重移動などを学んだ。今季はGPシリーズ2連勝から日本女子4人目のファイナル制覇。連戦の疲労を持ち前の集中力で乗り越えた。

 2度の五輪シーズンで表彰台を惜しくも逃し、涙をのんできた。優勝こそならなかったが、演技後の観衆は一斉に総立ちとなった。「この瞬間を待ってた。もう悔し涙は流さない」。6年ぶりの表彰台に立つ三原に、笑顔があった。

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