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サッカーの王様・ペレさん 東洋一と絶賛した神戸のあるもの 元ヴィッセルの永島さん「心から嬉しかった」

2022/12/30 17:10

 29日に82歳で死去した「サッカーの王様」ペレさんは親日家で選手として4度来日し、6試合に出場。神戸でもその雄姿を披露した。

 1976年9月23日、神戸市立中央球技場。現在のノエビアスタジアム神戸がある場所で、36歳のペレさんはニューヨーク・コスモス(米国)の一員として全日本選抜との国際親善試合に出場し、ピッチを駆けた。試合は0-0に終わった。

 元日本代表FWでヴィッセル神戸のレジェンド、永島昭浩さん(58)は2001年11月の本紙「随想」で「現役当時の“神様”ペレがここでプレーしたのを観客席から応援したこともある。ゲーム後のインタビューでペレが『東洋で一番の芝だ』と評したのを聞いて、心から嬉しかったものだ」と当時を振り返っている。

 現役最年長のサッカージャーナリスト、賀川浩さん(98)=神戸市東灘区=はかつて「一つ一つのプレーが芸術のよう。ひらめいて出るプレーがすごい」と、背番号10の圧倒的な存在感に魅了されたと語っている。

 史上最高のサッカー選手は誰かを巡って、よくペレさんと比較されたアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナさんも、母国のボカ・ジュニアーズの一員として21歳の時に神戸市立中央球技場で日本代表と戦い、2得点を挙げて3-2の逆転勝ちに貢献した。

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