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報告会であいさつする中央大の藤原正和監督=東京都千代田区
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報告会であいさつする中央大の藤原正和監督=東京都千代田区
報告会であいさつする中央大の藤原正和監督(手前右)=東京都千代田区
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報告会であいさつする中央大の藤原正和監督(手前右)=東京都千代田区
2016年に母校中央大の監督に就き、古豪を復活に導いた兵庫県神河町出身の藤原正和監督=2017年2月、姫路市内
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2016年に母校中央大の監督に就き、古豪を復活に導いた兵庫県神河町出身の藤原正和監督=2017年2月、姫路市内

 第99回東京箱根間往復大学駅伝最終日の3日、兵庫県神河町出身の藤原正和監督(41)が率いる中央大学が総合2位に躍進し、自身が現役時代に3位に入った2001年以来、22年ぶりに表彰台に上った。1996年以来、27年ぶりの総合優勝には届かなかったが、母校を復活へと導いた。「3位の目標に届いたうれしさが半分、優勝に届かなかった悔しさが半分」と明かし「来年は駒沢大の前にゴールしたい」と誓った。

 中央大は96度出場の古豪。1959~64年の6連覇を含む最多14度の優勝を誇っている。今大会は2区の吉居大和が区間賞でトップを奪い、3区の中野翔太も区間賞で続いた。4区で逆転を許し、往路終了時点で1位の駒沢大と30秒差の2位につけた。復路では引き離されたが、2位を守った。

 レース後、関係者らへの報告会では「3大会前は予選会10位からの出場。いろんな苦労があったなかで選手がよく頑張ってくれた。総合優勝に向けて、まだまだこれから強化していかないといけない」と語った。

 藤原監督は西脇工高時代に主将を務め、1998年の全国高校駅伝優勝に貢献。中央大時代もエースとして活躍し、5区と2区で区間賞を各1回獲得した。卒業後も活躍し、マラソンで2013、15年の世界選手権に2度出場している。

 16年に現役を引退するとともに、低迷していた母校中央大の監督に就任。1年生を主将に据えたり、規律を重視したりと改革を進めたものの、すぐには結果が出なかった。連続出場が87大会で途切れる屈辱を味わい、18年からは15位、11位、12位、12位。前回は6位で10年ぶりにシード権を獲得した。

 今大会は駒沢大、青山学院大に次ぐ優勝候補の一角に挙げられ、期待通りの力を発揮した。「時間がたってしまったが、指導者としても(3位以内に)帰ってこられたことは感慨深い」と藤原監督。一方、「あくまで通過点。この(2位の)高さを見て初めて悔しいと思える。この悔しさが来年生きるし、生かさないといけない。喜ぶのはきょうまで」と次を見据えていた。

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