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報徳の後輩たちにエールを送った(左から)神戸の日和佐、前田、井上=神戸市東灘区御影浜町、神鋼灘浜グラウンド
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報徳の後輩たちにエールを送った(左から)神戸の日和佐、前田、井上=神戸市東灘区御影浜町、神鋼灘浜グラウンド
報徳で花園3回戦が最高だった神戸のSH日和佐(中央)=神戸市東灘区御影浜町、神鋼灘浜グラウンド
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報徳で花園3回戦が最高だった神戸のSH日和佐(中央)=神戸市東灘区御影浜町、神鋼灘浜グラウンド
報徳で花園8強を経験した神戸のフランカー前田(中央)=神戸市東灘区御影浜町、神鋼灘浜グラウンド
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報徳で花園8強を経験した神戸のフランカー前田(中央)=神戸市東灘区御影浜町、神鋼灘浜グラウンド
報徳で花園8強が最高だった神戸のフランカー井上(中央)=神戸市東灘区御影浜町、神鋼灘浜グラウンド
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報徳で花園8強が最高だった神戸のフランカー井上(中央)=神戸市東灘区御影浜町、神鋼灘浜グラウンド

 ラグビーの全国高校大会(大阪府東大阪市・花園ラグビー場)最終日の7日、報徳が東福岡との決勝で悲願の初優勝を目指す。リーグワン1部神戸に所属するOBたちも「(頂点に)行ってほしい」と期待に胸を膨らませる。

 神戸には元日本代表SH日和佐篤(35)▽フランカー前田剛(26)▽フランカー井上遼(25)が在籍。今も年に数回、3人で母校を訪れるという。

 2013年度の第93回大会で主将を務め、ベスト8に導いた前田は当時の報徳について「とりあえず縦突破」と、FW中心のチームだったと振り返る。1学年後輩で、翌年度の第94回大会で2大会連続の8強入りに貢献した井上も同調。その上で、「今年はバックスにタレントがいっぱいいて、そこが特長」とする。

 現在のバックスは、ともに1年生から花園を経験するSH村田大和、SO伊藤利江人のハーフ団を中心に攻撃を組み立て、快足WTB海老沢琥珀、パワフルな突破が魅力のCTB炭竃柚斗らがトライを奪う。FB竹之下仁吾も要の存在で、この5人はいずれも高校日本代表候補だ。

 攻撃力の高いランナーたちを生かすためにもFWの奮闘が欠かせない。前田は自身と同じポジションの植浦慎仁主将と三羽了の名前を挙げ、「アタックでもディフェンスでも、チームにインパクトを与えている」と一目置く。

 前田、井上の約10歳先輩となる日和佐は主将として05年度の第85回大会に挑み、3回戦敗退。だが、2回戦でBシードの流通経大柏(千葉)を下し、元日まで勝ち残れたことに一定の満足感があったという。

 「僕らの時(の目標)は正月を目指そうだった。決勝まで行く、なんておこがましかった」。自身の世代と、花園で躍進を続ける後輩たちを比べ、「自由にボールを動かすだけのスキルがバックス、FW関係なくあり、考え方もしっかりしている。見ていてわくわくする」と声を弾ませる。

 日和佐にとって部員の増加も驚きだった。自身は3学年で70人に届かなかったが、現在は100人を超える。練習に顔を出した際、1人2個の計算でドーナツ150個を差し入れたが足りず、再訪では200個を持参した。

 日本代表通算51キャップを誇り、サントリー(現東京SG)と神戸製鋼(現神戸)で日本一を知る日和佐。花園の決勝に挑む後輩たちにエールを送る。

 「最後はやってきたことを信じてどれだけやれるか。難しいことをせず、シンプルに」

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